会長メッセージ
2020-2021年度
会長あいさつ
豊橋東ロータリークラブ
2020-2021年度会長
角谷 歩
新型コロナウィルスによる100年に一度のパンデミックが世界を襲い、社会は感染症への恐怖とその防止策がもたらす新たな「分断」という未曽有の危機の中にありますが、医療従事者の皆様による治療・ワクチン開発に向けた懸命な取組みと併せて、IT技術の活用等により「分断」を乗り越えようとする試みもまた、始まっています。

本年度RI会長ホルガー・クナーク氏は、昨年度テーマ「ロータリーは世界をつなぐ」を受けて、そのようなつながりに基づいて奉仕の理念を行動へと移し、支援を必要とする人びとの生活を向上させるための行動へと結びつけるべく、「ロータリーは機会の扉を開く」というテーマを掲げられました。

また、地区ガバナー岡部努氏は、ロータリーのビジョン声明冒頭に用いられた言葉を引用され、「行動するロータリアン!世界でよいことをしよう、TOGETHER!」を地区方針とされ行動する際の留意点を明確に示されるとともに、クラブをロータリーの中心に据え、活力・個性・多様性にあふれた活動を支援するという地区ビジョンを打ち出されました。

豊橋東ロータリークラブは、そのような大きな変化の中で創立25周年を迎えることとなりますが、当クラブとしてもここ数年、会員数の大幅増加、インターアクトクラブの設立など大きな変化を経験していますが、まだ十分に適応できているとは言えません。

このような状況下で、「機会の扉」を開き「行動するロータリアン」として、「仲間や地域とともに」(TOGETHER)、意義あるロータリー活動にチャレンジしていく為には、まずはロータリー並びに当クラブの原点に戻り、「志」を同じくする新しい仲間を含む会員同士のつながりという基盤をしっかり構築するとともに、桜丘学園孫便りインターアクトクラブ(以下IAC)とのパートナーシップの着実な構築と、アフターコロナを見据え「分断」を乗り越える為のデジタル革命への積極的適応など未来へ向けた取り組みにつなげていくことが、何よりも重要です。

このような変化の時にこそ、クラブの原点を見つめ、変えてはいけないものと変えなければならないものを見極めつつ、強固な友愛に基づきクラブを未来へとつないでいきたい。

そのような思いをこめて、「原点から未来へ」を今年度のテーマとさせていただきました。嵐の中の船出となり、上下左右前後に大揺れとなるかもしれませんが、理事役員委員長はもちろん、皆様のお力をお借りしながら、精いっぱい舵取りを務めさせていただきますので、1年間、どうぞよろしくお願いいたします。
クラブテーマ
原点から未来へ
Get Back To the Future
重点目標
クラブ戦略委員会の体制を見直し、人材・IAC・ICTに関するプロジェクトを設置し
クラブの総力を挙げて3つの喫緊課題に取り組むとともに、創立25周年記念事業を推進します。

1. 人材育成とクラブの活性化
入会2年以内の会員13名を主たる対象として、研修参加(ヨコ)や所属委員会活動(タテ)への包摂を通じて、クラブおよび会員相互のつながりを強化し、次の25年に向け当クラブ全体としての活性化の基盤を構築していきます。

2. 桜丘学園孫便りIACとのパートナーシップ確立
昨年3月に創立された同IACは極めて重要なパートナーであり、当クラブが意義ある活動を行う上で、大切な資源(リソース)でもありますが、いまだ親クラブとしてしっかりした活動モデルは描けてはいません。単発のイベントを共催したり資金的な援助をするだけでなく、継続的かつ日常的な連携の枠組みを構築することにより、当クラブ創立の精神でもある青少年を対象とする奉仕事業に取り組みます。

3. ICT化の推進と活用
当クラブが創立された1995-1996年度は、マイクロソフト社がWindows95を発売し、まさにICT元年ともいうべき年でした。その後25年、ICT技術はGAFAというプラットフォームを中心に驚異的な発達を遂げましたが、当クラブとしてはHP開設・フォトビデオ利用・Facebook発信等、散発的利用にとどまり、十分に適応できているとは言えません。新型コロナウィルス禍によりロータリー活動の生命線である「つながりと交流」に抜本的な見直しが迫られている今、デジタル・ディバイドに配慮しつつも、HPの改修、SNSの組織的活用、オンライン会議の導入等ICT化の推進と活用に注力します。

4. 創立25周年記念事業の推進
創立25周年記念実行委員会と緊密に連携し、記念事業・式典等の成功を目指します。
過去のメッセージ
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